最初に謝罪させていただきます。
大変申し訳ありません。
私がこれからお伝えする内容は、楽しく脚本を書いている方には不快に感じることでしょう。
ですから、脚本を趣味で書いている方は今すぐこのページを閉じていただいて構いません。
プロの脚本家を本気で目指す気持ちがある方だけ、覚悟して読み進めてください。

あなたがいつまでもプロの脚本家になれない理由

それは、自分だけが面白い独りよがりの作品を書いているからです。
他人から自分の脚本を批評されて「お前にはこの作品の良さがわからないんだ！」と憤ったことはないでしょうか？
シナリオコンクールの受賞作を読んで「この程度の作品が受賞して、どうして自分の作品が一次審査すら通らないんだ！」と思った経験はないでしょうか？

はっきり言って、その考えは間違っています。

最初にお断りしたとおり、趣味で書くならそれでも構わないでしょう。
しかし、プロの脚本家になりたいなら話は別です。
他人に作品を酷評されても「どうすればこの作品の良さが伝わるんだろう」と考えなければなりません。
プロの脚本家になる人は、コンクール受賞作を読んで受賞した理由を推測し、自分の作品に活かすことを考えるのです。

自分が書きたいことを、書きたいように書いて評価される天才は、何万人に一人。
そもそも脚本家の仕事はチームプレーです。監督や俳優、スポンサーなど多くの人が関わって1つの作品を作り上げます。たとえ天才の作品が評価されても、長期にわたってプロであり続けるのは難しいでしょう。
もしあなたが天才になりたいなら、ひとりで作品が完結する小説家を目指すことを、私はおすすめします。

…………と、偉そうなことを書いてきましたが

ここで、私はあなたに白状しなければいけないことがあります。
「自分の作品が世界で一番面白いと思っていたバカ」は私です。
「自分の作品が評価されないのを周りのせいにして逃げていた大バカ」は私です。
「自分は天才だと思っていた勘違い野郎」はかつての私なんです。
大変申し訳ありませんでした。
ですが、呆れずにもう少し私の話を聞いていただけないでしょうか。

私が未熟ながらも脚本家としてデビューさせてもらえたのは、
自分が凡人だと自覚し、どうすれば観客の心を動かせるか(＝他者目線を持つ)
を真剣に考え始めたことが大きいと実感しています。
一次審査すら通らなかった頃の私は、どうすれば自分の作品が認められるかばかり考えていました。
コンクールの受賞作を読んでも、自分の作品との差は感じられませんでした。
運や才能がないと諦めかけたこともあります。
ですが、ある日気づいたんです。

私が脚本家になりたかったのは、
これまで私を作り上げてきた作品たちに恩返ししたいからだと。
私が作品を観て人生が変わったように、私の作品で誰かの人生を変えたいと。
自分のためではなく、誰かのために作品を書くべきだと。

そこから私の脚本に取り組む姿勢が変化しました。
今までこだわっていたことがどうでもよく思えてきました。
少しずつですが、他人の意見を素直に聞き入れ、書き直せるようになったのです。
今思えば、それがプロへの第一歩だった気がします。

私にはあなたの気持ちが痛いほど理解できます。
だからこそ、あなたにも早く次のステップに進んでほしいんです。

他者目線を手に入れる簡単な方法

他者目線は、ただ脚本を書き続けているだけでは養うことができません。
では、どうすれば他者目線を養えるのか？答えは簡単です。

たくさんの作品を観てください。
自分が特に感銘を受けた作品は、何度も繰り返し観てください。

観てるよ！と思ったあなたに質問です。

• 流行っている映像作品をジャンル問わずチェックしていますか？
• 流行っている理由を自分なりに答えられますか？
• 自分の好きな作品の冒頭はどんなシーンですか？ファーストカットは？最初のセリフは？

上記の質問に答えられない方は、意外と多いのではないでしょうか。
作品に対する解像度は、自分の作品の精度に比例します。
ただ観客として楽しんで観るのではなく、シーンやセリフ一つひとつの意味を考えながら、脚本家の目線で分析してください。

とはいえ、いちいちDVDを購入したりレンタルすると、いくらお金があっても足りません。
そこで活用してほしいのが動画配信サービスです。
作品を分析・研究するならU-NEXTにだけ加入しておけば大丈夫です。

古典から最新の話題作まで偏りなく取扱っているU-NEXTなら、効率よく作品を分析できます。
しかも今なら、こちらから登録すると31日間無料で利用できます。

1ヶ月集中して作品を分析してみるだけでも、学べることは十分あります。
具体的には以下のとおりです。

• 名作に共通するストーリーの型が見えてくる
• 構成力が身に付く
• 作品の本質を見抜く力が付く

自分には合わないと感じたら、解約すればお金は一切かかりません。
(ただし、無料キャンペーンは予告なく終了する可能性があります。ご了承ください)
正直、今登録しない理由はないと思います。ぜひ作品分析を行い、自分の脚本執筆に活かしてください。

作品の詳しい分析方法は本サイトで詳しく解説しています。

私の夢は自分の作品で誰かの人生を変えることです。
しかし同時に、これから生まれる素晴らしい作品を、観客として楽しみたい気持ちもあります。
その作品を生み出すのは、あなたかもしれません。
このサイトを通して未来の名作を作るお手伝いができれば、これほど嬉しいことはないです。
あなたがプロの脚本家になれることを心から願っています。

ムービー3分クッキング