≫シナリオ学習の始め方完全ガイド
初心者でも面白い脚本を書く方法を教えます
»詳細はこちら

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第8話「墨俣一夜城」|あらすじや見どころをネタバレ解説

ドラマ

戦国史上、最も有名なエピソードの一つ「墨俣一夜城」。しかし、その裏側にあったのは華々しい成功譚だけではありませんでした。第8話では、信長の冷徹なまでの軍略と、その無茶な命に応える藤吉郎・小一郎兄弟の絆が描かれます。

降り注ぐ弾丸を紙一重でかわす小一郎を待ち受けていたのは、さらなる窮地と、歴史を動かす運命の出会いでした。泥まみれになりながら戦場を駆ける兄弟の姿から目が離せません。
»第7話のあらすじを読む
»『豊臣兄弟!』のあらすじ全話まとめ

この記事には作品のネタバレを含みます

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第8話「墨俣一夜城」のあらすじ

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第8話「墨俣一夜城」のあらすじを以下に紹介します。

難攻不落の「墨俣」に挑む藤吉郎

永禄9年、織田信長による美濃攻略は、足がかりとなる「墨俣(すのまた)」での築城が難航し、行き詰まっていました。名だたる重臣たちが失敗を重ねる中、ついに木下藤吉郎と弟の小一郎(のちの秀長)が、蜂須賀小六率いる川並衆と共にこの難題に挑みます。

小一郎たちの作戦は、単なる力攻めではありませんでした。信長の真の狙いは、敵を引きつける「囮(おとり)」として墨俣に城を築き、その隙に手薄となった北方の要所を突くことにあったのです。

一夜の奇跡と決死の攻防

闇夜に紛れ、川を流れてくる木材を次々と組み上げていく川並衆。翌朝、斎藤龍興が目にしたのは、影も形もなかったはずの場所にそびえ立つ「城」の姿でした。驚愕した龍興は直ちに総攻撃を命じます。

激しい銃撃戦が繰り広げられる中、小一郎は思わぬ危機に見舞われます。配られた握り飯をうっかり落とし、それを拾おうと身をかがめた瞬間、本来なら彼の命を奪っていたはずの弾丸が頭上をかすめていったのです。まさに運命に生かされた瞬間でした。

炎に消える「一夜城」と謎の男

戦況が激化する中、藤吉郎と小一郎は当初の計画通り、完成したばかりの城に自ら火を放ちます。燃え盛る城を背にしながら、敵の裏をかくべく北方城へと向かう藤吉郎と小一郎。しかし、そこには斎藤軍の守将・安藤守就が冷徹に待ち構えていました。

説得も虚しく、激しい乱戦の中で命からがら逃げ出す小一郎。深い闇の中、パニック状態で逃げ惑う彼の前に、突如として松明を掲げた謎の男が姿を現します。「この策は誰が考えたのか」 扇子を手に、静かな声で問いかける男の正体とは——。

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第8話「墨俣一夜城」の見どころ

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第8話「墨俣一夜城」の見どころを以下で解説します。

小一郎の命を救ったおにぎり

最大の見どころは、戦場という極限状態の中で描かれる、あまりにも人間味あふれる「幸運」のシーンです。銃弾が飛び交う中、小一郎が落とした握り飯を拾おうと屈んだ瞬間、弾丸が頭上を通過します。

このシーンは「等身大の小一郎」を描いて視聴者に親近感を与ると同時に、後の豊臣政権を支える軍師・秀長が、「天に生かされた存在」であることを象徴する演出と言えるでしょう。

囮としての「一夜城」

教科書的な「一夜城」のイメージを覆す、戦略的な視点も今回の見どころです。墨俣に城を建てること自体が目的ではなく、斎藤軍の目を釘付けにするための「巨大な囮」として機能している点が印象的でした。

信長と藤吉郎のコンビが、武力だけでなく「時間」と「心理」をコントロールしていたことが強調されている点にも注目です。自分たちが心血を注いで作った城に自ら火を放つという決断は、執着を捨てて大局を見る、豊臣兄弟のプロフェッショナルな一面を浮き彫りにしています。

安藤守就との対峙:美濃三人衆の壁

小一郎が絶体絶命のピンチに陥る、北方城での攻防戦にも注目です。守備を固めていた安藤守就に対し、説得を試みるも失敗し、激しい斬り合いとなります。

後に信長側に寝返ることになる「美濃三人衆」の一人、安藤守就をここで登場させることで、「調略(引き抜き)」がいかに一筋縄ではいかないかを描いているとも感じました。口先だけの交渉ではなく、一度死線を潜り抜けたからこそ、後の同盟が重みを増す構成になっています。

闇に現れた「謎の男」の正体

ラストシーン、逃げる小一郎の前に現れる松明を持った男が表れます。暗闇の中で扇子を手にし、細い声で「策の主」を尋ねるミステリアスな登場。彼の正体は、後に「二兵衛」と称えられる稀代の軍師・竹中半兵衛である可能性が高いです。

藤吉郎ではなく、あえて泥臭く戦場を駆けずり回った小一郎の前に現れることで、「知略を知る者同士の共鳴」を予感させ、次回への大きな期待を煽っています

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第8話「墨俣一夜城」まとめ

一夜にして成った城を、自らの手で焼き払う——。信長の壮大な陽動作戦の駒として、極限の任務を遂行した藤吉郎と小一郎。北方城での安藤守就との交渉決裂は、戦国の世の厳しさを改めて突きつける形となりましたが、逃亡の果てに出会った「謎の男」が、彼らの運命に新たな光を灯そうとしています。

扇子を手に、小一郎の才を測るかのように問いかけたあの男は何者なのか。そして、この出会いが織田軍の美濃攻略をどう変えていくのか。第9話から美濃の天才軍師が動き出す新章へと突入します。
»第9話のあらすじを読む
»『豊臣兄弟!』のあらすじ全話まとめ

タイトルとURLをコピーしました